2026/1/25

数字に無関心な組織は、なぜ成長しないのか?

「スタッフは毎月、店舗の数値報告をしている」

でも正直なところ、数字に関心を持っているようには見えない

この悩み、実はとても多いです。

そして原因は、ほぼ共通しています。

数字と“自分の未来”がつながっていないのです。

なぜ、数字に無関心になるのか

スタッフからすると、こう思っています。

  • 売上が上がっても、自分に何が返ってくるのか分からない

  • 利益の話は「社長や役員の話」

  • 頑張っても、賞与はなんとなく決まっている

これでは、数値報告=作業

になってしまうのも無理はありません。

解決策はシンプルです

「会社の経常利益」と「賞与」を直結させる

そこで提案したいのが、

  • 賞与の原資を、会社の経常利益に連動させる

  • 事業計画に利益目標を設定し、目標基準との差額で賞与額が決まる仕組み

ポイントは、

「売上」ではなく、利益です。


――賞与と事業計画を“つなぐ”という経営判断

5か年事業計画は「経常利益」から考える

今回、顧問先の社長さんと打ち合わせしながら

5か年事業計画を作成されていますが、

ここで最初に決めるべき数字は売上ではありません

経常利益をいくら残したいのか?

ここからです。

その際、社長と必ず確認すべき視点は3つ。

  • 税引後、手元にいくら残したいのか

  • 銀行返済にいくら必要なのか

  • 将来投資(設備・人材)に回す余力はどれくらいか

これを社長と会話しながら決めます。

そこから、数字を逆算する

経常利益が決まったら、あとは逆算です。

  1. 経常利益

  2. 営業利益

  3. 人件費・その他経費

  4. 粗利益

  5. 原価

  6. 売上

この順番です。

多くの会社が

「売上をいくらにするか」から考えますが、

それでは利益が残る保証はありません


賞与が変わると、行動が変わる

この仕組みを導入すると、現場でこんな変化が起きます。

  • 「今月の利益、どうだった?」という会話が増える

  • 無駄な残業・ロスに自然と目が向く

  • 数字報告が“義務”から“自分ごと”に変わる

なぜなら、
その数字が自分たちの賞与に直結しているからです。

社長の仕事は「数字を配る」ことではない

社長の仕事は、

賞与を配ることでも、細かく管理することでもありません。

  • どれだけ利益を残したいのか

  • そのために、どんな行動が必要なのか

  • 達成したら、どう報いるのか

このルールを決めることです。

数字に強い会社は、

社長が数字を「独占」していません。

共有し、意味づけしています。

もし「スタッフが数字に無関心だ」と感じているなら、

それはスタッフの問題ではなく、

仕組みの問題かもしれません。

賞与と事業計画をつなぐ。

それだけで、組織の景色は大きく変わります。

賞与の仕組み導入を検討している方は、当社労士事務所への相談をおすすめします。

お問い合わせはコチラから。

「坪島経営労務事務所(社労士)は、社外の人事総務部として、社長の悩みや困り事を解決し、企業の業績向上を支援します」