2026/1/18

なぜ、スタッフは「数値報告」をしているのに、数値に無関心なのか?

毎月、店舗の数値報告をさせている。

売上、粗利、人件費、客数…。

資料はきちんと出てくる。

それでも――

スタッフは数値にまったく興味を持っていない。

多くの社長が、この違和感を抱えています。

「数字を見ろ」と言っても見ない

「経営者目線を持て」と言っても持てない

これは、スタッフの意識の問題ではありません。

原因は、仕組みにあります。



スタッフにとって「数値」は、見ても見なくても変わらない

冷静に考えてみてください。

  • 数値が良くても賞与はほぼ同じ

  • 数値が悪くても給料は下がらない

  • 頑張っても、頑張らなくても結果は変わらない

この状態で、

「数字に関心を持て」という方が無理があります。

人は、

自分の行動と結果が“自分の処遇にどう返ってくるか”が見えたときに初めて動きます。

解決策はシンプルです

「会社の利益」と「賞与」を連動させる

一つの提案です。

賞与の原資を、会社の利益に応じて決める。

  • 利益が基準を超えて出れば、賞与の原資が増える

  • 利益が基準以上に出なければ、賞与は減る(もしくは出ない)

そして、

  • 事業計画に「利益目標」を明確に設定する

  • その達成・未達によって、賞与総額が決まる

この仕組みにするだけで

スタッフが見る数値が変わります。



数値は「報告するもの」から「自分ごと」になる

この制度にすると、現場でこんな変化が起きます。

  • 「今月、原価が高い理由は何だろう?」

  • 「このキャンペーン、利益出てる?」

  • 「人件費や経費、少し詰められないかな?」

社長が言わなくても

スタッフの口から“経営の言葉”が出始めます。

なぜか?

利益=賞与

という構造が、頭ではなく「感覚」で理解できるからです。

ポイントは「個人評価」ではなく「会社評価」

ここで大切なのは、

いきなり個人別の成果主義にしないこと。

まずは、

  • 賞与総額は「会社の利益」で決める

  • 配分は役割・等級・評価で調整する

という二段構えがおすすめです。

「会社が競合他社に勝たなければ、自分たちの賞与もない」

この共通認識が、組織を一段引き上げます。

数値を見ないのは、能力不足ではない

「見る意味がなかった」だけ

スタッフが数字に無関心なのは、

怠慢でも、レベルが低いからでもありません。

数字を見ても、自分の未来が変わらなかっただけ。

賞与と利益をつなげる。

それだけで、数値報告は「作業」から「経営参加」に変わります。

もし、

  • 数字を見ない組織を変えたい

  • 社長一人で経営を背負う状態を脱したい

そう感じているなら、

賞与の仕組みから見直してみる価値は十分にあります。

賞与の仕組み導入を検討している方は、当社労士事務所への相談を強くおすすめします。

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