2025/12/7

労働基準監督署が特に調査で確認する“狙われやすいポイント

先日、あるクライアントの社長からこんなご相談をいただきました。

「労務管理って、正直いろいろありすぎて…何から優先して守ればいいんですか?」

とても良いご質問です。



制度やルールは山ほどありますが、すべてを完璧にやろうとして、結局どれも中途半端になってしまう会社も少なくありません。

そこで今回、私が実際に労基署調査に立ち会ってきた経験をもとに、
【労基署が“特に”調査で確認する、狙われやすいポイント】
をチェックシートとしてまとめ、社長にお渡ししました。

このチェックシートの目的はただ一つ。予防です。

「知らなかった」ことで、ある日突然トラブルや是正勧告を受ける事態を防ぐこと。そして、自社の“今の危険度”を正確に把握してもらうことです。


たとえば、制限速度50kmの道路を62kmで走っていても、警察に止められなければ「違反している」自覚がないのと同じです。

しかし、指摘された瞬間に初めて「違法だった」と気づく。

労務管理も、これとまったく同じです。

問題が起きていないから安心。
指摘されていないから大丈夫。
それが、最も危険な状態です。

私はこれまで、年におよそ3社、通算50件以上の労基署調査に立ち会ってきました。

その中で実際に「指摘されたこと」だけを厳選して、このチェックシートを作成しています。

現場で起きた“リアルな指摘”だけです。

労務トラブルは、起きてからでは遅い。
でも、起きる前なら、必ず防げます。

ぜひこの機会に、自社のリスクを一度、冷静に棚卸ししてみてください。
それが、会社と社員、そして社長ご自身を守る、最も確実な第一歩になります。

チェックシートに関する問い合わせはコチラから。(コンサル、社労士不可)

「坪島経営労務事務所は、社外の人事総務部として、社長の悩みや困り事を解決し、企業の業績向上を支援します」