11月27日、広島市内で「人手不足対策」をテーマに、採用と定着についての研修会で講師を務めました。
昨今の人手不足の問題ですが、特に地方や専門性の高い職種においては、その課題が一層深刻です。
今回の研修会では、そうした企業の経営者が「今できること」に目を向け、新たな気づきを得られる場となりました。
研修会を通じて生まれた変化
研修会に参加された経営者の方々から、次のような声をいただきました。
「採用に対する考え方の甘さ・浅さを実感した」
採用は単に求人広告を出すだけではなく、自社の理念や未来像を明確に伝えることが重要です。これに気づいた参加者の多くが、採用戦略の根本を見直すきっかけを得られたようです。
「固定観念を抱いていた自分に気づいた」
「田舎だから人が来ない」「この職種では集まらない」――こうした諦めの思考が、採用の可能性を狭めていたことに気づきました。参加者は、この思い込みを打破し、具体的な行動に移す意欲を示してくれました。
「理念や数年後のビジョンを求人に反映させる」
「人が集まりにくい職種だから」と諦めるのではなく、まずは自社の理念や未来像を具体化し、そこに共感する人材を集める。それを実現するために、求人原稿をゼロから作り直す決意をされた方もいらっしゃいました。
人手不足解消の鍵:採用戦略と社員定着
人手不足を解消するための第一歩は、「採用」と「定着」の両輪を回すことです。今回の研修会では、以下のポイントを特に強調しました。
採用活動の再定義
単なる求人活動ではなく、自社の魅力を伝えるマーケティング活動と捉えることが重要です。理念やビジョンを明確にすることで、共感する人材を惹きつける採用戦略が可能になります。
社員定着のための職場環境整備
一度採用した人材を定着させるには、応募者の中から良い人を採るのではなく、自社に定着する人を採ることが重要です。また、働きやすい環境を整え、成長を支援する仕組みが必要です。賃金だけでなく、キャリアパスや職場の人間関係にも注力することで、社員のモチベーションを高めることができます。
固定観念を越えて未来を創る
地方企業や採用難職種の企業だからこそ、採用と定着に真剣に向き合う価値があります。「人が集まらない」と嘆くのではなく、「どのような人を、どのように集めるのか」を考え抜くことで、突破口は必ず見えてきます。
もしこのテーマに興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、ぜひお問い合わせください。一緒に人手不足を乗り越える具体策を考えましょう!
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