2023/6/25
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(人事評価)売上至上主義がダメな理由 |
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社長 「売上は目標に到達したのですが、業績がいまだに悪くて‥。どうしたものでしょうか?」 何が原因なのか経営数字を確認すると、同業他社より人を多く配置していました。 労働分配率がかなり高い状況で経常利益がマイナスです。 つまり、売上至上(売上を上げるだけ)を目標に設定するだけでは、コスト意識が不足しており、経常利益が出ないビジネスモデルとなります。 コストも目標に含めたらすぐに解決する問題ではなく、社員との関係性も影響しています。 具体的には、人員配置を現場の社員にすべて任せており、社長が安易に口を出せない状況です。 口を出すと、社員から「人が足りない、忙しい」と反論されます。 (実際に現場を見ると暇そうに見えるそうです。) 次のような状況です。 「入社したスタッフは、自分の仕事さえしていれば給与が上がるのは当たり前だと考えていて、経営は社長の仕事で、自分たちには関係ない‥。」 この問題を解決するには… 社員(特に管理者)に採算意識を持ってもらう必要があります。 1.会社のビジョンや目標を共有する 社員が会社のビジョンや目標(売上だけでなく労働分配率や経常利益)を理解し、共有することで、自分たちの仕事が会社全体の成長につながることを実感できます。そのためには、社員と定期的にコミュニケーションを取り、ビジョンや目標の説明を行うことが大切です。 2.社員の意見やアイデアを尊重する 目標に対して社員の意見やアイデアを尊重し、実際に取り入れることで、社員が会社の成長に貢献していると感じることができます。また、アイデア提案制度を設けて積極的に意見を募ることも有効です。 3.利益の還元や報酬制度の改善 社員が会社の利益が自分自身にも還元されると感じた場合、経営意識を持つようになることがあります。報酬制度を改善することで、社員のモチベーションが高まり、経営意識を持つようになることがあります。 4.経営情報の公開 経営情報を社員に公開することで、社員が会社の現状や進捗状況を理解し、経営意識を持つことができます。そのためには、社員向けの報告書や定期的なミーティング(経営会議)を行うことが必要です。 オリジナル人事評価制度について気軽にご相談ください。 はじめての人事評価制度づくりも安心、最短2ヶ月で完成するオリジナル人事評価制度はこちら「坪島経営労務事務所は、地域一番の社労士事務所を目指しています!社長の悩みや困りごとを解決したいという想いで活動しています。」 トップページ 「メルマガ 助成金のツボ」 月1回程度、 当事務所オススメの助成金情報 をご案内しています。 ご希望の方は、会社名またはお名前、アドレス をご入力ください。 |
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