2022/9/11

【賃金設計】なぜ、給与が高いだけでは社員はやる気にならないのか?


A社長「これまでずっと昇給をしてきたが、今回業績が悪かったので昇給できなかったのです。スタッフは分かってくれていると思ったのですが…」

社労士「昇給が突然無いと不満につながります。ハーズバーグの二要因理論をご存じでしょうか? この理論では、給与の不満は会社批判に繋がりやすいと説いています。また、給与を相場以上に上げることがモチベーションにつながるわけではないと説いています。」

ハーズバーグ理論

 

ハーズバーグ理論では、仕事のモチベーション(やる気)の要因と、仕事への不満足になる要因は、別物であることを示しています。

モチベーションの要因≠不満の要因


つまり、満足の言葉の反対は不満足ですが、仕事の満足・不満足のそれぞれ要因については全くの別物であるといえます。

例えば、給与や労働条件は、不足していると不満(不満、会社批判)に感じます。

しかし、一定程度満たされると、それ以上はどれだけ充実してもモチベーションにはつながりにくくなるのです。


A社長「給料が高ければ、高いほどやる気になるというわけではないんだね。」

社労士「そうです。ただ、同業他社より低い場合は、会社批判に繋がりやすいといえます。今回の突然の昇給ストップも同じことが言えます。」


 

このような賃金問題は、社長批判につながりやすく社員の一斉離職のリスクを抱えています。

●所長コメント

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