2021/10/3

【職場定着支援】新人がどんどん辞めていく職場の特徴



「新人が辞めるのは、これで7人目です。どうしたらいいでしょうか?」

「新人を●●部署に入れても3か月持ちません」

このような新人がどんどん辞めていく相談が増えています。

ここで、中小企業で新人が辞めていく問題について整理します。

調理人(キッチンスタッフ)

ある飲食店で調理人は職人気質の傾向が強く、新人に教えて成長するのを根気強く待つぐらいなら、自分で仕事をした方が早いという考えが働きます。

なかには、背中を見て覚えろという方もいます。

そうするとベテランに仕事が集中して、休日出勤して長時間残業になるという悪循環に陥ります。

仕事量が多い、残業が多い、休みが取れないなど会社の不満や愚痴を周りに言うようになります。

新人は仕事を教えてもらえないので手持無沙汰で、居心地が悪く辞めていくという悪循環です。

私も人に教えるより自分でやったほうが早いので、自分1人で仕事をこなしていました。


●仕事ができる人がいることのデメリット

一方、仕事ができる人がいるからいいじゃないかと思いますが、ここに大きな落とし穴があります。

突然の退職です。社内で仕事ができる人が辞めた途端、現場が回らなくなり、お客様に多大な迷惑がかかる問題が発生します。

分からないことがあり、退職者に連絡が取れなくて困ったという話を社長から聞くこともあります。


このような問題の予防策として…

昇給や賞与の査定基準の中で、「他の社員に仕事のやり方を教えること」を一番高く評価します。

新人を含めた社員に教えることで自分の基本給や賞与が高くなります。

人は自分にメリットがあれば積極的に動くので、仕事を教えあう組織風土に近づきます。

新人がどんどん辞めていく職場は教えあう組織でないことが多いです。
 

● 所長コメント
飲食店などで新店舗を出店するとき、新人に教える仕組みができていないお店は失敗するケースが多いです。

大手フランチャイズは、新人でもすぐに仕事をおぼえられるように教える仕組みがあるから成功しています。

新人がどんどん辞めていく職場の方は、評価の導入や評価の仕組みを変えると解決できます。

人の問題は、仕組みで解決です。

こちらにご相談ください。

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