2019/12/14
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人事評価制度の導入助成金(最大130万円) |
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さて、先週は男性の育児休業助成金(85.5万円)についてブログを書きましたが、今回は人事評価制度に関連する助成金【人事評価改善等助成コース】についてお伝えします。 正社員等(雇用保険加入者)を対象に人事評価制度(評価基準が明確であること、賃金等級表を定めていることなど)を導入し、昇給を実施するともらえる助成金です。先週は1社分の計画書、人事評価制度を作成しています。 ◆事例 明確な評価基準が無いため、社員の賃金に対する不満があります。仕事を頑張っても評価されないし、頑張らなくても給与は変わらない状況です。そのような不満から離職につながっています。そこで次の特徴がある人事評価制度を作成し、不満を解消させます。 ・特徴1 職務の習熟度チェック(同一労働同一賃金)を兼ねる評価シートを作成 ブラックボックス化を防ぐ。特定のスタッフしかできない業務があり、突然退職すると誰もその業務のやり方が分からない。処理の仕方を誰も知らない。そのため、業務がストップしてしまうことがあり、その予防を目的とします ・特徴2 賞与、昇給額が会社の業績と連動させます。組織の業績目標に対するスタッフの貢献度による賞与配分の決定基準を明確にします ・特徴3 キャリアパスが明確であり、5年、10年先の人生設計が可能となります ◆どのような助成金? 生産性向上と人手不足解消の為、人事評価制度と賃金制度を整備することでもらえる助成金です。 ◆この助成金をもらうにはどうしたらいいの? 計画書を作成し、申請し認定を受けたら人事評価制度を導入(整備)します。整備後、対象社員の賃金2%昇給を実施し、第1回目の助成金(50万円)を支給申請します。続いて3年後目標を達成した場合、2回目の助成金(80万円)を支給申請します。 ※目標達成のポイントとは? 1)3年後生産性6%以上アップすること。生産性=付加価値÷雇用保険被保険者数のことで、雇用保険被保険者1人当たり稼いでいる額(付加価値)を3年後6%以上アップしようよという目標です。 2)離職者…300人以下の企業の場合、離職率は現状維持であること ◆この助成金はいくらもらえるの? 初回 人事評価制度の導入・整備…50万円 2回目 目標達成…80万円 身の丈にあった人事評価基準を作成したほうが長期持続可能な制度となります。自社の仕事洗い出しと各社員の習熟度のチェックから進めていくとスムーズでしょう。それを反映した賃金等級表を作成することで、制度整備助成50万円は支給されやすくなります。また、企業としても経営上、生産性、離職率の2つの指標は押さえておきたいものです。 「坪島経営労務事務所は、助成金で地域一番の社労士事務所を目指しています! 助成金を知らずに損をする会社を少しでも減らしたいという想いで活動しています。」 トップページ 「メルマガ 助成金のツボ」 月1回程度、 当事務所オススメの助成金情報 をご案内しています。 ご希望の方は、会社名またはお名前、アドレス をご入力ください。 |
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