2019/3/9

社員の勤務が不安定でも助成金大丈夫?

先週のことですが、助成金について取引先2社から偶然同じ質問がありました。
質問は次のとおりです。
 
「Q.キャリアアップ助成金(正社員化コース)について、非正規社員(パート、契約社員)を正社員に切り替えたところですが、スタッフが正社員になった途端休みがちになってしまいました。この場合、助成金の対象になるのでしょうか?(平成30年度時点)」

キャリアアップ助成金(正社員化コース)とは?



A.ご質問の件ですが、正社員として6ヶ月以上勤務していれば対象となります。正社員に転換後6ヶ月未満で離職してしまった場合は対象外です。また、正社員として6ヶ月勤務後、本人希望(※あくまで本人の強い希望)によりパート等の勤務した場合も一応助成金対象ですが、あまり好ましいケースとはいえません。というのも、この助成金は有期契約から無期契約や正社員化により雇用の安定や定着率アップを目的としているからです。

雇用の安定や定着率アップは国の目指す生産性向上の直結していくのではないかと思います。逆に定着率の悪化や解雇等は生産性低下に直結し、直近6カ月以内の会社都合による解雇がある場合は助成金不支給となっています。人手不足の状況(社員募集しても集まらない)を考えると非正規募集からの非正規社員の戦力化を検討するといいかもしれませんね。
 
 
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