最近、最低賃金引き上げや物価高騰によるコスト上昇が多くの企業で悩みのタネになっています。
「原材料費が上がって利益が圧迫されている…」
「新しい設備を導入したいけれど、資金が心配だ…」
そんな社長にぜひ知っていただきたいのが 「業務改善助成金」 です。

ポイント1:対象は「スタッフの負担が軽くなる」設備投資
助成金の対象になるのは、生産性向上や労働能率アップにつながる設備投資。
例えば、
自動化機器の導入
作業効率が上がる新システム
スタッフの負担を減らす機械や装置
これらを導入することで、「業務がラクになる」と判断されれば対象になります。

ポイント2:物価高騰要件に当てはまれば“さらに拡充”
通常は対象外の「普通乗用車」や「パソコン」なども、物価高騰要件を満たせば対象に!
この要件とは…
具体的には、申請前3か月のうち任意の1か月の利益率が、前年同期に比べ3%ポイント以上下がっていること。
計算例(売上高営業利益率の場合)
月次損益計算書を確認しながら、要件をクリアしているかチェックしていきます。
今期:3.2%
前年同期:10.6%
差:▲7.4%ポイント
→ 3%ポイント以上低下しているので、条件クリア。
つまり、普通乗用車やパソコンの購入費用まで助成金対象になります。
ポイント3:助成金で“攻めの経営”が可能に
助成金を活用することで、
スタッフの負担軽減 → 定着率アップ
生産性向上 → 利益改善
車やPCなど、今まで対象外だった投資も可能に
「コストがかかるから後回しにしていた投資」が、助成金を使うことで一気に実現できるかもしれません。
まとめ
今こそ「物価高騰」を逆手に取り、助成金を味方につけるチャンスです。
月次損益計算書を見ながら「利益率が3%以上落ちていないか?」を確認してみてください。
もし当てはまれば、会社にとって大きな追い風になる可能性があります。
「坪島経営労務事務所は、社外の人事総務部として、社長の悩みや困り事を解決し、企業の業績向上を支援します」