2025/9/28

年収シミュレーションで見えた思わぬ差

現在、顧問先の会社で新人事評価制度の移行にあわせて、全スタッフの年収シミュレーションを実施しています。

今回は仮に「全員B評価(標準)」で試算をしてみました。

すると、社長が思わず口にされたのは――

「思ったより管理者と一般職で賞与に差があるなぁ。30万円も差がつくほど、仕事内容に差はないかも…」


ここで、管理者とはグレード9の部長職、一般職はグレード1の新人レベルのスタッフを指します。

制度を作る前は、頭の中で「大体これくらいだろう」と考えていても、実際にシミュレーションしてみると 想定以上の差 が見えてくることはよくあります。

これは決して悪いことではなく、むしろ「今の課題」や「評価と給与の妥当性」を把握する大きなチャンスです。

この会社では、次のステップとして、実際に社長ご自身にスタッフ一人ひとりを評価していただき、その結果をもとに制度設計の精度を高めていきます。

人事評価制度は 会社の未来を形づくる設計図 です。

シミュレーションを通じて、経営者が「納得感」を持てる制度にしていくことが、制度が社内に根づく最大のポイントだと感じています。

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「坪島経営労務事務所は、社外の人事総務部として、社長の悩みや困り事を解決し、企業の業績向上を支援します」