2026/3/8

多くの社長が誤解している労務問題の本質

先日、ある社長と面談をしました。

話題になったのは、A事業所の勤怠管理です。

社長の心配はこうでした。

「A事業所は勤怠管理が効率的にできていないので、週休2日が守れていないのではないか」

実際どうなのか現状把握のために数字を確認してみましょうと提案しました。

まず、事業所別の年間総労働時間を確認しました。

A事業所:8,000時間
B事業所:7,980時間

結果は、ほぼ同じ労働時間でした。


では、売上はどうでしょうか。

損益計算書では、A事業所の売上は、B事業所の約1.5倍。

つまり、

同じ労働時間(投資)なのに

リターンは1.5倍違うということです。

このデータを見ると、

本当に問題があるのはどこでしょうか。

多くの社長は、

「A事業所の勤怠管理」に目がいきます。

しかし経営視点で見ると、本当に改善すべきなのは

A事業所ではなく、B事業所です。


人事労務の現場では、

「勤怠が守られているか」

「長時間残業が多くないか」

といった労務管理の視点だけで見られることが少なくありません。

もちろん、それも重要です。

しかし本来は、そこに経営視点を加える必要があります。

・投入した労働時間に対して、どれだけ売上を生んでいるのか?

・同じ人数、同じ時間で成果(リターン)に差はないか?

こうした経営視点で見ると、会社の本当の課題が見えてきます。

また、経営で大切なのは「感覚」ではなく「数字」で判断すること。

数字は、社長が見落としている本当の問題を

静かに教えてくれます。

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