業務改善助成金を活用して、設備投資や賃上げを検討している会社も増えています。
ところが、現場ではこんなやり取りがあります。

■業務改善助成金のある会話
助成金担当者:
「設備の発注は計画書の決定前でもOKです。(決定通知書の後の納品であれば事前発注も可能。)不支給になったら発注を取り下げれば大丈夫ですよ。」
A社長:
「でも、生産性向上のための設備って汎用性が低いんですよ。一度発注したらキャンセルできないことが多いんです。」
担当者:
「じゃあ、決定してから発注すればいいですよ。」
A社長:
「審査に2〜3ヶ月かかって、決定が出るのは12月下旬。それから発注したら、とてもじゃないけど納品が間に合わないじゃないですか。」
担当者:
「それなら、助成金申請を取下げすればいいんですよ。」
A社長:
「でも会社は、社内の最低賃金を上げたあとに取下げしたら、人件費だけ増えてしまう。しかも賃上額によっては次年度の申請もできなくなるリスクがありますよね?」

■ここがポイント!
業務改善助成金の制度上は「決定通知を受けてから発注する」のが原則。
しかし、現実は審査に時間がかかり、設備導入のスケジュールとズレが生じることが多いのです。
その結果、「発注できない」「納品に間に合わない」「取下げで人件費だけ増えた」という事例が起きています。
■結論:早めの計画提出が命!
業務改善助成金などの設備投資関連の助成金は“早めの交付申請”がすべてです。
とにかく、動き出しを遅らせないこと。
「賃上げや設備更新を考えているなら、今すぐ交付計画書の準備を!」
後手に回ると、「助成金ももらえず、人件費だけ上がった」という最悪の結果になりかねません。
助成金はタイミング勝負。
早めに動いた会社が、確実に恩恵を受けています。
業務改善助成金に関する問い合わせはコチラから。
「坪島経営労務事務所(社労士)は、社外の人事総務部として、社長の悩みや困り事を解決し、企業の業績向上を支援します」