2021/7/10

【助成金】労働時間短縮・年休促進支援コース 事例1


「働き方改革推進支援助成金」の1つ労働時間短縮・年休促進支援コースの事例について整理します。実際に中小企業で対象になる設備投資にはどのようなものがあるのでしょうか?
 

 労働時間短縮・年休促進支援コースの制度の内容はこちら

 助成金対象となる設備とは
労働能率の増進に資する設備・機器が助成金対象になると厚労省のサイトに記載があります。労働能率の増進とは何でしょうか?例えば、時間が掛かる面倒な仕事があるが、新たに設備導入するとその作業そのものが無くなったり、かなり簡単になり作業時間が短くて済むことをいいます。
 

 導入ケース 土木建築業

導入設備:ミニバックホー(ミニショベル)

 

購入金額:250万円

助成金受給見込金額:100万円

Before
これまではダンプに土砂を積み込む際、シリンダーがアームの内側にあるため、ダンプの荷台とシリンダーの接触を気にしながら作業しなければならない。また現在のミニバックホー(1994年製)が古く、 時間当たり作業量は15.2㎥/hで作業時間が掛かかります。

After
新しく導入するミニバックホーは、ダンプに土砂を積み込む際、シリンダーがアームの外側にあるため、ダンプの荷台とシリンダーの接触を気にする必要が無くなります。 また、1時間当たり作業量は35.5㎥/hで現在の約2.3倍です。

 労働時間短縮・年休促進支援コースのメリットとしては
1.設備導入費用のうち100万円助成金が支給されます
2.時間単位年休等の整備も同時に実施するので労働環境整備になります

 労働時間短縮・年休促進支援コースのデメリットとしては
1.機器の発注、購入、支払いは必ず交付決定の後(交付決定前の発注・購入・支払いは不支給)
2.労働能率の根拠資料(メーカーに直接確認したほうが良い)や計画書など書類作成が手間です
3.リース契約は不可です、一括で振込む必要があります。

 所長コメント
「労働局から書類通知があった」今週顧問先の役員さんから連絡がありました。かなり慌てていたの労働基準監督署調査かと思ったら、労働時間短縮・年休促進支援コースの交付決定通知でした。安心しました。来週今後の段取りについて打ち合わせします。交付申請期限は令和3年11月30日(木)ですが、昨年は10月中旬に締め切られたので、早めに締め切られる可能性があります。早目にお申し込みください。

「坪島経営労務事務所は、地域一番(東広島)の社労士事務所を目指しています!助成金を知らない会社(広島)を少しでも減らしたいという想いで活動しています。」   
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