2020/7/5

テレワークコースの助成金(最大300万円)



さて、ここ最近は雇用調整助成金について書きましたが、今回はテレワークに関する助成金についてお伝えします。
テレワーク導入(目的)のために、設備購入(手段)にかかった費用の一部を助成してくれる助成金です。
今ちょうど2社からテレワークコースの助成金の相談があり、1社交付申請書を作成中です。
因みに新型コロナウイルス感染症対策のためのテレワークコース(先月申請済)と通常のテレワークコースの2つあり、前者の交付申請は5月29日締切で終了しています。
 
◆事例
卸売業 10名  自社専用のテレワーク用通信機器を購入予定。設置費用を含めると380万円程度。 助成金活用により、380万円×75%=285万円!

◆どのような助成金?

 テレワークを導入することを目的として、テレワーク用通信機器などを導入した事業主に対して、その経費の一部を助成
対象となるもの「シンクライアント端末、VPN装置、クラウドサービス導入」

◆この助成金をもらうにはどうしたらいいの?

交付計画書を作成し、申請し承認が下りたら、設備を購入及びテレワークを実行すること
 
◆この助成金はいくらもらえるの? 
テレワーク実施の成果目標達成で最大300万円
例)
400万円のテレワーク設備を導入し、7人がテレワーク実施した場合の助成金額は

成果目標達成…280万円受給
(300万円または40万円×テレワーク実施従業員数のどちらか低い方が上限です。40万円×7=280万円)

成果目標未達…140万円受給
(200万円または20万円×テレワーク実施従業員数のどちらか低い方が上限です。20万円×7=140万円)

◆成果目標達成
以下の要件をすべて満たすこと
・評価期間に1回以上、対象労働者全員に、在宅またはサテライトオフィスにおいて就業するテレワークを実施させる
・評価期間において、対象労働者が在宅またはサテライトオフィスにおいてテレワークを実施した回数の週間平均を1回以上とする
※評期間はテレワークを実施する期間で1か月から6か月以内の期間で定めます。

例えば、5人にテレワークを9/1から3か月間実施する場合は、対象者全員が1日以上テレワークを実施し、全体で65日以上テレワーク実施実績があれば成果目標達成となります。

◆注意する点
・設備は、交付決定通知書が下りるまで契約してはいけません。契約すると不支給となります。
・PC、スマホ、タブレットは助成金対象外です。転売するケースがあるからという理由のようです。

最後に
コロナの影響により休業調整による雇用調整助成金が徐々に落ち着いてきました。
次はコロナ感染予防のため、テレワーク導入を検討する企業が増えてきています。
テレワーク用の就業規則作成の依頼もあります。
環境の変化に柔軟に対応できるか否かがポイントです。(今後、優秀なスタッフを募集する際テレワーク導入企業か否かが影響出てくるかもしれません)

「坪島経営労務事務所は、助成金で地域一番(東広島)の社労士事務所を目指しています!助成金を知らずに損をする会社(広島)を少しでも減らしたいという想いで活動しています。」 
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