2021/11/28

【人事評価】社長、なぜ昇給が無いんですか(怒)中編



なぜ、このような問題になったのでしょうか?

記事 
社長、なぜ昇給が無いんですか(怒)前編


まず、従業員さん側の視点で考えてみると

●昇給が突然無かったことに対する不満や生活不安

休日が少ないことへの不満

退職者が出ても補充が無く、仕事量増加への不満

職種が分かれているのに基本給が同じことへの不満

賞与支給基準が明確にならない不満

社長家族の役員報酬について名義貸しへの不満



こうしてみると待遇に対する不満から社長個人に対しての不満につながっています。

さて、みなさんはハーズバーグの二要因理論をご存知でしょうか?

この理論では給与を上げることがモチベーションにつながるわけではないと説いています。

「給与、労働条件」 ≠ 「モチベーション、やる気アップ」



給与や労働条件は不足していると不満(離職や会社批判)に感じるけど、一定程度満たされれば、それ以上はどれだけ充実しても満足(モチベーション)にはつながりません。

今回のケースでは、昇給や賞与、基本給など給与に対する不満(衛生要因)が引き金となっています。

給与、労働条件などの衛生要因が満たされていない場合は、一斉離職や今回のような会社批判につながりやすいといえます。


対策として、少なくとも給与や労働条件(休日、残業時間)など待遇は、次の要件を満たす必要があります。

1.同業他社など地域相場と比較して同等かそれ以上

2.昇給や賞与などの支給基準が明確

後編はこちら

 所長コメント

ハーズバーグ理論から考えると

離職率が高い会社は

まず、給与や休日、労働条件などの待遇の見直しから着手

その後モチベーションアップ(裁量、承認、表彰など)取組を

オススメします。

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