2026/10/4

利益還元制度とは何?

先日、顧問先で人事評価制度の説明会を行った際、社員さんからこんな質問が出ました。

社員
「賞与の支給額を経常利益を基準に決めるという説明でしたが、経常利益って、会社が経費を増やせば操作できるのではないですか?」

たしかに、社員側からすれば気になるところです。


そこで私は、こうお答えしました。

私
「その疑問はもっともです。ただ、今回の仕組み(利益還元制度)では、会社がわざわざ経費を増やして利益を下げる必要がありません。

なぜなら、会社が設定した経常利益の基準を超えた分は、一定のルールに基づいて皆さんの賞与として還元するからです。

そして、その賞与自体が会社にとっては人件費として経費になります。

つまり、利益が出たら会社だけが取るのではなく、利益を社員にも還元する仕組みなんです。」

人事評価制度を作るとき、大切なのは「評価表を作ること」だけではありません。

会社が儲かったら、社員にも還元する。

社員が頑張って利益を増やせば、自分たちの賞与にも返ってくる。

この関係をつくることが重要です。

これまでの会議では、

「今月の売上はいくらでした」

「経常利益はいくらでした」

と数字を報告されても、社員にとってはどこか「会社の数字」でした。


しかし、利益と賞与が連動すれば違います。

「どうすれば売上を増やせるか」
「無駄な経費を減らせないか」
「もっと効率的に作業できないか」

会社の数字が、初めて「自分たちの数字」になります。

利益還元制度の本当の目的は、社員に点数をつけることではありません。

社員が会社の業績に関心を持ち、自分たちで利益を生み出し、その成果を会社と社員で分かち合う。

そんな組織に変えていくことだと考えています。

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