2018/12/30

コレって助成金詐欺!?

先週、助成金の件である社長（エステ会社経営）と打ち合わせしてきました。

「数年前にある社労士から助成金が貰えるという提案があり契約しました。助成金を貰うには時間がかかると思うんですけど、でも、2年経っても助成金を貰えなかったんですよ？どう思います？結局契約解除しましたよ。坪島さん（社労士）と会うまで正直もう助成金は貰えないなと思ってました。これって助成金詐欺じゃないですか？」

かなり落胆した様子でした。このようなケースは結構聞きます。

詳しくお話を伺うと「就業規則」を作成してもらっていないようです。
助成金申請時に就業規則はキモになってきます。　新たな制度を導入し、その制度を実行すると助成金を貰えるのですが、役所は制度導入をどこでチェックするかといえば、就業規則です。

つまり就業規則がなければ、制度導入のエビデンス（根拠）をチェックできないので、助成金が支給されることはありません。

助成金と就業規則の関係は、車とエンジンの関係ですね。エンジン積んでいないのに目的地へドライブにいけないですよね。就業規則が無ければ、原則助成金は貰えません。

今回のケースでいえば、就業規則が無い時点でそもそも助成金申請する意図があったのか？疑問です。
悪質なケースかもしれませんが、実は就業規則作って渡したけど社長が失念している可能性もあるし(数年前なので）、何らかの事情が生じて就業規則作成が中断している可能性もゼロではありません。

いずれにしても、助成金の提案があったとき、就業規則の作成・変更の提案が無い場合、怪しいと思った方がいいですね。

さて、今年最後のブログになりました。お陰様で今月だけで新規のお取引先が4件増えました。昨年12月下旬に立てた事業計画の目標に対して今年1年で目標の3倍を達成することができました。運が良かったこともありますが周りの支えのお蔭です。ホント感謝の1年でした。ありがとうございました。来年もよりニーズに合った助成金の提案と助成金の獲得に取り組んでいきたいと思います。

「坪島経営労務事務所は、助成金で地域一番の社労士事務所を目指しています！助成金を知らずに損をする会社を少しでも減らしたいという想いで活動しています。」
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