2026/8/29

(行動変革)暇なのに、なぜバイトを増やすの?

先日、ある社長と人事評価制度導入の打ち合わせをしているとこんな話を聞きました。

「社員に現場を任せていると、暇な日にバイトを多く出していることがあってね。もう、がっくししたよ。」

社長からすれば、当然です。

売上が少ない日に人を増やせば、人件費は増えます。

売上が変わらないのに人件費だけが増えれば、当然、利益は減ります。

問題は、「なぜ社員は、その判断をしてしまったのか?」です。


社員にとっては、「人が足りなくなって現場が回らない」というリスクを避けることが優先だったのかもしれません。

一方、社長は「暇なのだから、最小限の人数で運営して利益を残してほしい」と考えています。

つまり、社長と社員で「会社にとって良い判断」の基準が違っているのです。

そこで私は社長に、こうお伝えしました。

「これからは、人件費を含めた固定費が増えて経常利益が下がれば、社員さんの評価にも影響する仕組みになります。」

会社の利益が増えれば、社員の評価が上がる。

評価が上がれば、昇給や賞与にもつながる。

反対に、利益が下がれば、評価も下がる。

結果として、昇給や賞与にも影響する。

こうなれば、会社の業績は「社長だけの問題」ではありません。


「会社が儲かれば、自分たちにも返ってくる」

「無駄な人件費を使えば、自分たちにも跳ね返ってくる」

社員の意識が、少しずつ変わっていきます。

大切なのは、社員に「利益を出せ」と言うことではありません。

「会社の業績と、自分の給与・賞与がつながっている」ことを、見えるようにすることです。

社長が一人で利益を背負う会社から、社員一人ひとりが利益を意識する会社へ。

人手不足の時代だからこそ、「人を増やす」だけではなく、「人をどう活かして利益を残すか」が重要になっています。

社員に現場を任せる。

その次に必要なのは、「任せた社員が、会社の利益を自分事として考える仕組み」なのです。

会社が変わる人事評価制度お問い合わせはコチラから。

「坪島経営労務事務所(社労士)は、社外の人事総務部として、社長の悩みや困り事を解決し、企業の業績向上を支援します」