2026/7/11

評価制度は「完璧」より「○○○○」が正解です

現在、クライアント様の人事評価シートを作成しています。

その中で社長からいただく質問があります。

「評価シートはどこまで細かく作った方が良いですか?」


私の答えは、多くの中小企業では「運用しやすさ」を最優先に考えるべきです。

例えば、評価シートの作り方には大きく2つの方法があります。

① 職種ごとに評価シートを作り、ウエイト設定をする

  • 営業
  • 事務
  • 総務
  • 製造 計4枚

職種ごとに1枚ずつ作成します。初級・中級・上級ごとに評価項目のウエイトを設定していきます。ウエイトが高い項目は、会社がそのランクに求めていることになります。

② 職種ごとにレベル(初級・中級・上級)まで分けて作る

  • 営業:3枚
  • 事務:3枚
  • 総務:3枚
  • 製造:3枚 計12枚

こちらは細かく評価できますが、その分、管理や見直しの手間も大きくなります。

一見すると②の方が完成度は高く見えます。

しかし、中小企業では制度が複雑になるほど、運用されなくなるケースを数多く見てきました。

「評価する時間がない」
「どのシートを使えばいいか分からない」

Aさんは、営業で中級職なので、このシートに書いてくださいというふうに手間がかかります。

結果として、せっかく時間と費用をかけて作った評価制度が形だけになってしまいます。

だから私は、多くの中小企業には①の職種ごとにシンプルな評価シートをおすすめしています。


シンプルだからこそ、

  • 管理職が迷わない
  • ウエイト比が明確で評価基準を統一しやすい
  • 毎年見直しや改善がしやすい
  • 長く運用できる

評価制度は、作ることがゴールではありません。

社員が成長し、会社の業績につながるように、毎年運用し続けることが本当の目的です。

「100点の制度を1年でやめる会社」よりも、

「80点でも10年間運用できる制度」の方が、会社を強くします。

人事制度は、複雑さではなく「続けられる仕組み」であることが成功のカギです。

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