2026/6/7

売上トップ社員が「会社で最も重要な社員」とは限らない

先日、人事評価制度の導入支援で、社長とスタッフの評価査定を実施しました。

その中で改めて感じたことがあります。

それは、

「最も稼ぐ社員=最も重要な社員ではない」

ということです。


一見すると矛盾しているように聞こえるかもしれません。

しかし、組織を長く成長させている会社ほど、この考え方を大切にしています。

売上だけで評価すると会社は危険になる

例えば営業会社。

年間で最も売上を上げる社員がいたとします。

しかし、その社員が

・後輩を育てない
・チームワークを乱す
・ルールを守らない
・クレームを頻発させる

のであればどうでしょうか。

確かに個人の売上は高いかもしれません。

しかし、組織全体で見るとマイナスの影響を与えている可能性があります。

反対に、

・後輩を育成する
・職場の雰囲気を良くする
・ミスやトラブルを未然に防ぐ
・会社の仕組みづくりに協力する

社員は、目立った売上を作らなくても会社に大きな価値を生み出しています。

評価基準は会社の価値観そのもの

人事評価制度を作る際に大切なのは、

「この会社は何を大切にするのか」

を明確にすることです。

利益を重視するのか。

顧客満足を重視するのか。

チームワークを重視するのか。

マネジメント・人材育成を重視するのか。

会社によって正解は異なります。

今回の社長は、経常利益とマネジメントを重視しています。

だからこそ、

評価制度とは、会社の価値観を形にしたものなのです。


社員は評価された行動を繰り返す

社員は評価される行動を自然と増やします。

もし売上だけを評価すれば、売上だけを追う組織になります。

もしチームワークや人材育成も評価すれば、助け合う組織になります。

つまり、

評価制度は社員を評価するための仕組みではなく、会社が目指す組織をつくるための仕組みなのです。

あなたの会社で最も重要な社員とは?

売上トップの社員でしょうか。

技術力が高い社員でしょうか。

それとも、

会社の理念を体現し、周囲に良い影響を与え、組織を成長させる社員でしょうか。

人事評価制度を導入すると、この問いに向き合うことになります。

そして、その答えこそが会社の価値観であり、未来の組織づくりの方向性になります。

評価制度を見直すことは、給与を決めるためだけではありません。

「どんな社員を評価し、どんな会社をつくりたいのか」

を明確にする経営そのものなのです。

評価制度のお問い合わせはコチラから。

「坪島経営労務事務所(社労士)は、社外の人事総務部として、社長の悩みや困り事を解決し、企業の業績向上を支援します」