2021/9/5

【助成金】パートに賃金等級表導入で貰える助成金(賃金規定等共通化コース)


前回に引き続きあまり知られていませんが、パートさんに賃金等級表(賃金テーブル)導入でもらえる助成金があります。

ここでは、中小企業がその助成金(賃金規定等共通化コース)を導入する際のメリット、デメリットについて整理します。この助成金はどのような中小企業に適合するのでしょうか?

賃金規定等共通化コース

この助成金はキャリアアップ助成金の複数コースの中の1つです。こちらも世間ではあまり活用されていない助成金です。

この助成金の目的は…

パートなどの非正規社員(契約社員含む)に正社員と共通の職務等に応じた賃金等級表(賃金テーブル)を導入するともらえます。

非正規社員の賃金待遇の改善を目的とした助成金です。

イメージ:正社員と共通の賃金等級表(賃金テーブル)


賃金規定等共通化コースのメリットとしては…

1.正社員と共通の賃金等級表(賃金テーブル)を導入する事で賃金の整合性がとれます
2.パートのモチベーションアップ

賃金規定等改定化コースのデメリットとしては…

1.正社員と共通の賃金等級表(賃金テーブル)が難しい
2.パートの総額人件費の増額

助成金額
パート4人(雇用保険加入者)全員に正社員と共通の賃金等級表を導入したケース

630,000円
(1事業所当たり57万円、2人目以降加算3人分 6万円)

では、実際に中小企業に賃金規定等共通化コースが適合するでしょうか?

中小企業は勤続年数に応じた時給で勤務するパートがほとんどで
す。

仕事ができるパートは、正社員と比較して正当に評価されていないと不満を抱えたまま働いており、近い将来条件の良い他社に転職するおそれがあります。

このことから、正社員と共通の賃金等級表(賃金テーブル)を実施することでモチベーションを維持することが可能となります。

仕事ができるベテランのパートが辞めて困った経験がある会社は検討してはいかがでしょうか?

所長コメント

今週は、賃金規定共通化コースの支給申請書を作成しました。

実際の現場では、正社員よりも仕事ができるパートさんがいらっしゃいます。

正当に評価せずに離職されてしまうのは中小企業にとって大きな痛手です。

パートを戦力化する目的での導入もオススメです。

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助成金を知らない会社(広島)を少しでも減らしたいという想いで活動しています。」   

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