2023/1/29

【給与制度設計】退職金の依頼 〇〇によって貰える金額が異なる


部長から相談がありました。


「退職金の相場はどのくらいでしょうか?あと、中退共ではなく、自社で独自に運用していきたいと考えています。」

社労士
「東京都の中小企業だとだいたいこのぐらいです。あと参考までに、東広島市職員の場合は、平均1697万円(令和2年 一般行政職)です。」



●退職金相場

東京都 令和2年中小企業の賃金・退職金事情

大卒の自己都合を見ると、勤続年数増えることに退職金のピッチが増えていることが分かります。

勤続5~10年71万円増、勤続25~30年181万円増

また、自己都合退社と会社都合退社で退職金金額が大きく変わります。


多くの中小企業が加入している中退共の場合(月額掛金5000円と仮定)だと次のとおりです。

15年勤務 97万円
20年勤務 133万円
25年勤務 171万円
30年勤務 210万円
35年勤務 252万円

●退職金推移のイメージ

勤続年数に応じて退職金のピッチが「増えていく設計(上限650万円)だと次のようになります。

 

●退職金制度設計の注意

現社員が一斉退職した場合の、退職金金額の総支出額を年度ごとに算定します。

総支出額に対して、キャッシュがもつかどうかチェックしておきます。

最悪の事態に耐えられる制度かを事前にチェックしておかないと、キャッシュ不足になり事業の継続が難しくなることさえあります。

 所長コメント

退職金は、法律上義務ではありませんが、社員の福利厚生として導入するのもありかと思います。

退職金制度など給与設計はこちらにご相談ください。

「坪島経営労務事務所は、地域一番(東広島)の社労士事務所を目指しています!社長の悩みや困りごとを解決したいという想いで活動しています。」 
 
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