2022/11/13

【給与設計】なんで今年の賞与は無いのでしょうか?


 

社長
「今年度は、会社の業績が悪くて、冬の賞与を支払うかどうか悩んでいます。

ただ、税理士さんから賞与無しだと社員のモチベーションに影響が出るので出してくださいと言われました。

どうしたらよいのでしょうか?」

社労士
「現場のことは全てを社員に任せている状態で、社長はオーナーの立場ですね。

さて、賞与は会社の経常利益の一部を還元する性質の「利益還元」です。赤字なら不支給ですが、

そのことを説明んしないまま実行すればトラブルに発展する可能性が高いです」

社長
「はい、以前も金額が少ないと主張してきたこともありました。」

社労士
「社員同士で具体的な賞与額は見せなくても、昨年より上がったか下がったかは確認しあうことはあります。

Aさんは増えてるのに、なんで私は下がっているのかで揉めることもよくあります」


1.賞与は経常利益の還元

会社が儲かっていれば、社員に儲かった分の一部を還元し、儲かっていない場合は還元できない仕組みを導入します。

黒字であれば、賞与有、赤字なら賞与は無です。

つまり、会社の業績と社員の賞与は一心同体というわけです。

ただ、説明もなく賞与不支給にすると、社員も期待しているので不満を持ち、一気にやる気を失ってしまいます。



2.社員に納得してもらうためには?

説明会を開催します。

会社のお金の流れを説明して、会計の仕組みを理解してもらいます。

直近3年間の決算書をもとに説明していきます。

実際に企業説明会を実施すると

「今日の説明を聞くまで会社の仕組みのことは知らなかったです。

売上を上げる意味が理解できました」

という声を社員から聞きます。

分かりやすく丁寧に説明すれば会社側の事情を理解してもらえます。


3.賞与の配分はどうする?

賞与原資は、経常利益に基づいて算出するので、経常利益への貢献度が高い順に多く配分していきます。

格付けで実施すると好き嫌いで判断するので

評価シートを活用します。

評価シートは、職務評価と情意評価を組み合わせて使用します。


●賞与ポイント制

冬の賞与原資が92万円で人事評価結果がAさん90点、Bさん80点、Cさん60点の場合

各人の賞与額は

Aさん36万円、Bさん32万円、Cさん24万円(計92万円)

社労士
「経営と社員の立場と両方の視点に立って給与制度を設計していきます。

儲かっている会社は経営数値目標を共有していますが、儲かっていない会社は定めていないところが多いです。」

社員がどんどんやる気になる給与制度について詳細を知りたい方はこちらからお問い合わせください。
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