2023/1/8

【給与設計】なぜ、こんなに手取りが少ないんですか？

先日、ある社長から相談がありました。

60歳定年後の賃金について営業社員と打ち合わせの際、定年前の賃金と定年後の賃金を提示しました。

そのときに

「50代の給与の手取りが少ないのはなぜですか？10年間で昇給額が4,000円しかないのはなぜですか？」

と質問があり、うまく答えられなかったそうです。

賃金が果たして妥当だったのか根拠となるものが欲しいという依頼がありました。

こちらで「広島県」「営業職」で賃金相場を調査した結果

1.求人情報データでは

平均月給24.5万円前後、平均年収で345万円前後

2.広島県　賃金データでは

下限19歳　　　　年収226万円

上限55～59歳　　年収473万円

今回の営業社員は上記の金額を上回っています。

なお、賃金データでは、嘱託社員は60歳以降、59歳時の賃金と比較して20％程度減給となっています。

ただ、高年齢雇用継続給付金（60歳以降に社員に支給される給付金）の制度を活用すれば手取りにさほど影響はありません。

所長コメント

60歳以降の賃金に関する決定ははかなり難しい事案です。

60歳以降の最適賃金設計は専門家に相談することをオススメします。

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