2019/5/26

育児休業等支援コース助成金

先週、取引先企業で女性従業員さんで7月出産予定日の方がいらっしゃるので、育児休業等支援コースという助成金の申請の書類を作成しています。
 
また、設備投資関係の助成金(インターバル)の交付申請が新規で1社依頼があり、さらにキャリアアップ助成金1社も手続きする予定です。

そして今、別の取引先から「競合他社の求人票から、わが社の規定のどの部分を変更すれば、同じような求人票をだせるのか分析してほしい」と依頼があり、チェックしている最中です。
 



これまでさまざまな助成金の手続きを行ってきましたが、この育児休業等支援コースの助成金は実に手がかかります。

 理由は3つあります。
◆理由1 規定等の整備・作成に手間がかかるから。
 まず法改正を遵守した育児介護休業規定を作成・整備する必要があります。併せて一般事業主行動計画(育児に関する宣言書のようなもの)を作成し、「両立支援のひろば」(厚労省運営)に登録する必要があります。この「両立支援のひろば」は、社会保険労務士が代行して登録することが可能であり、育児介護休業規定を作成・整備と同時に登録も実施します。また、申請に必要な育休復帰支援プラン、支援制度の周知文書もこちらで全て作成します。

◆理由2 面談記録を細かく残さないといけないから。 
妊娠したら上司との面談記録、産前前に上司との面談記録、育休中に業務変更等の文書やりとり3回程度、復帰前上司と面談記録、とこのように細かく記録を残す必要があります。この面談した記録も申請に必要なんです。
 
◆理由3 通常の助成金と申請期日が異なるから。 
育休取得時の助成金申請は、出産後3ヶ月後から2か月以内に申請し28.5万支給されます。職場復帰時は、復帰の6ヶ月後から2か月以内に申請し28.5万円支給されます。通常の助成金と比べて期日管理が異なります。この期日管理について、取引先の担当役員さんにお伝えすると「うちのような中小では、そんな期日を把握することはできない」とおっしゃっていました。もちろん当事務所でも期日管理しますがやっかいなのが、予定より早く出産したときや予定より早く職場復帰した時なんかは焦ります。 双方、まめに連絡を取り合う必要があります。 今回も女性従業員さん同席の上、打ち合わせしました。
 
女性活躍のためには安心して働ける職場であることが大前提ですが、この育児休業の助成金は、その大前提を推進する仕組みづくりを担ってくれるものです。おおいに活用するといいと思います。
 
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