生産性を向上させると助成金額が増える?

実は、助成金をもらえる金額には2種類あるんです。
1つは、通常の助成金額ともう一つは生産性を向上させるともらえる助成金額が増額されます。この制度の目的は、今後国の労働力人口の減少が見込まれるので、労働者1人1人の生産性を挙げていくことが不可欠です。国としては、生産性向上を支援していくため、生産性向上した会社には助成金を増額して支払っています。

生産性とは何?
1.直近の会計年度の生産性>(過去3年前の会計年度の生産性)×1.06
2.直近の会計年度~過去3年前の会計年度の4年間に会社都合による離職者を出していないこと(ハードル高)
3.生産性

 生産性=(人件費+減価償却費+賃借料+租税公課+営業利益)÷雇用保険被保険者数
 損益計算書、総勘定元帳の提出が必要

4.上記1だとハードルが高いので、直近の会計年度の生産性>(過去3年前の会計年度の生産性)×1.01
 そして、金融機関から一定の事業性評価を得ていること
 金融機関へ事業性評価を確認する方法は以下のとおりです。
 STEP1 企業から労働局へ割り増し支給申請する。(金融機関へに意見照会することの承諾)
 STEP2 労働局がチェック表を用いて金融機関に照会する
 STEP3 金融機関から労働局へ意見照会書により回答
 STEP4 労働局から企業へ助成金(割増または通常を判断)を支給
 割増申請して助成金額が通常だった場合、金融機関が事業評価が低かったことになるんじゃないですかね?