職員モチベーションUP(医科・歯科)


  職員のモチベーションUPにつながる教育とは

先日、市内の飲食店にて日替わり定食を注文して待っていると、少し離れた隣の席から
「いいからよく噛んで食べなさい。」
母親(30代ぐらい)が子供(5歳ぐらい)に注意している声が聞こえてきました。
何度も繰り返しよく噛みなさいと注意しているので、他人の子供ながら気の毒に思っていると‥

“あっ、この母親もよく噛まずに食べてる!”

はっと気付きました。 こういうケースは、院内でもよくありますよね。院長がかっとなって職員
を注意するんだけど、職員は心の中でこう思っているわけです。

“院長だってこの間同じことやったのに。 言い返すと帰るのが遅くなるから、我慢するしかないか。”

もちろん人は誰しも自分自身のことを客観的に見れないので、現場ではたびたびこのような事態が
起こっているわけです。
じゃあ、どうしろというのか?
まず、やり方を変えてみてはいかがでしょう?

母親と子供のケースを例にとると
×よく噛んで食べなさい。   ⇒ 〇 15回噛んでから飲み込みなさい。
具体的な数字を言えば、イメージがつくのではないでしょうか?

その後、実際に15回噛んで飲み込むところを子供の前にお手本として見せてあげる。
そして、子供にやらせてみる。 うまくできたら褒めてあげる。
できなかったらアドバイスをする。
この繰り返しです。  これを定着するまで続けることです。

あと、なぜそうする必要があるのか理由を伝えることも大切です。これが無いといくら教えても定着
しません。
上の例だと

「よく噛まないと、ご飯がちゃんと消化できなくてお腹をこわすから、よく噛んで食べようね



ここがポイントになってきます。
この部分が徹底されていれば、職員のモチベーションUPにつながる教育の第1歩になります。