労務アドバイス 事例2 『社会保険事務 調査』 (医療機関)


先日、社会保険事務の総合調査に立ち会ってきました。

担当者の話では3~4年ごとに定期的に調査をしているとのことです。

持参する書類として過去2年分の

□賃金台帳

□出勤簿

□労働者名簿

□雇用契約書

□就業規則、賃金規定

□社会保険関係諸届の確認通知書の綴り

□源泉所得税の直近の領収書


全従業員が対象(パートアルバイト含む)とのことなので、会社規模によってはかなりの量
の書類に
なると思います。


さて、担当者から簡単な自己紹介がありました。(2名体制 男性1・女性1)


事業所名、住所、事業内容等の確認、アンケート内容のチェック

役員の有無・勤務形態のチェック 


非常勤役員の有無・扱いについての確認

全従業員の賃金台帳(過去2年分)のチェックを2名で確認していました。

時間にして30分~1時間程度です。


何人かの従業員について質問がありましたが、適切に回答し、不備なく

調査終了しました。


非常勤役員の取り扱いについては注意が必要です。

※①毎月、1日でも定期的に会社に出社していて特定の業務に従事している
  ⇒社会保険加入の可能性あり
  ②役員の会議に参加し、経営に深く関与している
  ⇒社会保険の加入の可能性あり
  ③社会保険 月額算定基礎届 総括表附表 
   被保険者となっていない人の内訳記入欄の役員・嘱託等の記入は要注意

※なお、個人事業主の専従者の場合は、週30時間以上勤務しても社会保険の適用除外